「わかまつ農園」

福岡県糸島市のオリーブ農園

農園から生まれたモノ

ごあいさつ

わかまつ農園では有機農

自然の循環を考えた農法で育った野菜や果樹を使って

安心安全な食べものと暮らしのモノしかつくりません

みんなの笑顔と持続可能な暮らしを目指します

既存の農法を探求し、新たな農法を生み出す ~納得できる対価の仕組み作り~

既存の農法を探求し、新たな農法を生み出す ~納得できる対価の仕組み作り~

 

皆さんは「時間」について考えることはありますか?

皆さんの好きな時間はいつでしょう?

仕事の時間、家族と過ごす時間、食べる時間、寝る時間―。

私は自由な時間があると、読書をしたり、サウナに行ったりします。

日頃から考えるのが好きな私は、考えすぎて頭が凝り固まってしまうこともしばしば。

そんな時、サウナでたくさんの汗をかくと、頭がリセットされるのです。

私にとって、サウナで過ごす時間は大切な時間の一つです。

一見すると、平等に感じる時「時間」。

しかし、対価は…

「時間」は、全ての人に平等に与えられています。しかし、時間は平等であっても、時間に見合った対価は平等ではないなと感じます。

特に、農業を生業としてからは、それを強く感じます。

自分の努力、覚悟次第では、平等な時間が変わる場合もあるようです。

農家は自営業なので当然、就業時間が決まっておらず、サラリーマンの頃より仕事時間の自由度は高くなります。

時間に縛られないからこそ、無理もできてしまう…。

その無理が報われればいいのですが、天災などで報われないことも。

高い志を持って新規参入した若い農家さんが数年で離れてしまうのは、納得できる対価が得られていないのも一つの理由です。

「今までの農法を続けていても、納得できる対価は得られない。時間ばかりを失ってしまう。ならば、既存の農法を自分流に変え、納得のいく対価の仕組みを作ろう」と思いました。

私はそれを農で表現しています。今回は“ビワ”を例にご紹介します。

“ビワ”を市場に出すことは、容易なことではありません。

ご家庭の庭先でも見かける“ビワ”。生育旺盛で、家庭でも育てやすい樹と言われています。

しかし、それを青果として市場に出すには、たくさんの手間ひまがかかります。

ビワには「摘蕾・摘果」「袋かけ」などが必要と言われているからです。

摘蕾…ビワの蕾を、花が咲く前に減らす作業のこと。
摘果…1房に10果以上は成るビワを2~3果に減らす作業のこと。

摘蕾や摘果を行うことで、実が大きく甘いビワになると言われています。

袋かけ…摘果後の実に袋をかけること。

鳥や虫から食べられたり、実同士がこすれ合って傷むのを防ぎます。
虫食いがあったり、実が傷んだりすると、味に問題がなくても商品としての価値がなくなってしまうからです。

高い場所では3メートルの高さに成るビワに、摘蕾や摘果、袋かけをひとつひとつ行うのは、かなりの労力を要します。

数種類の果樹を育てているわかまつ農園では、他の果樹にかける時間もなくなってしまいます。

私が実践したビワの農法。その効果は…

時間がかかり、効率の悪い、摘蕾・摘果・袋かけ。
私はこれらの作業をやめました。

摘蕾・摘果をやめたことで、ビワの実は、多少小ぶりです。
しかし、自然農でたくましく成長したビワの味は、市場より劣ることはありません。

いや、多くの方から「市場のビワより甘い!!」というお声をいただきます。

これには、きちんとした理由があります。

メロンやバナナのように追熟する果物と違い、ビワは樹で完熟させるのが一番おいしい。
しかし、完熟の状態で出荷してしまうと、その分傷みやすくなります。

流通の過程で傷んでしまうと、商品にならないので、一般的に完熟の前で収穫したものがお店には並びます。

わかまつ農園では、完熟した状態でお届けしているため、摘蕾・摘果をしていなくても、市場より味が落ちるどころか、それ以上の甘さを楽しんでいただけるのです。

袋かけに関しても、今後、わかまつ農園では、袋かけをしないことで市場に出せないビワを、加工品として販売していくので支障ありません。

「加工品」としての付加価値をつけることで、本来の作業をなくしても問題にならない仕組みを作っています。

お客さんの要望から生まれた新たな価値

ビワは、収穫した実をパックに詰めて出荷・販売するのが一般的です。

しかしある時、お客さまからの要望で、実が成った枝ごと出荷しました。

お客さまからは「ビワが成っているのを初めてみた!」「ビワ狩りをしているようで楽しい!」という声をいただきました。

出荷方法を変えることで、新たな価値が生まれるということに気付かされたエピソードです。

この出荷方法が増えると、収穫やパック詰めの作業もなくなりますね。

想いの軸がぶれなければ、既存の農法を変えてもいいと思う。

既存の農法は、これまで多くの農家さんが作り上げてきた、安定した収穫を維持するための優れた農法です。

しかし、それで農家自身が納得できる対価を得られないのであれば、本末転倒だと言えます。

「お客さんに安心・安全・おいしい物をお届けする!」

この軸がぶれなければ、既存の農法も出荷方法も自分流に変え納得できる対価を得ることが、未来を作り出す可能性へつながると思います。

加工品としての付加価値を持った「ビワの葉茶」

また、わかまつ農園では、ビワを“実”としてだけでなく、“葉”をお茶として加工し販売しています。

古くから民間療法などにも活用され、優れた効能を持つビワ茶。

クセのないさっぱりしたノンカフェインのお茶は小さなお子さまにもおいしく飲んでいただけます。

このお茶作りも、農家を生業としていくための、付加価値として生み出された商品です。

付加価値=農家として生き抜く術。

さまざまなメディアで耳にする「農家離れ」。

現実に背を向けるのではなく、目をしっかりと開いてないと時間はあっという間に過ぎてしまいます。

日本の食卓を守る農業を衰退させないために、農家として生き抜く術を見出す必要があるのです。

植物は光合成でブドウ糖と酸素を生み出すとてもクリーンなエネルギーです。

まだまだ人間の知恵では地球46億年には敵いません。

植物の生態を理解し、無農薬で栽培できる方法を、理論的にも説明出来るよう探求していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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