「わかまつ農園」

福岡県糸島市のオリーブ農園

農園のこと

ごあいさつ

わかまつ農園では有機農

自然の循環を考えた農法で育った野菜や果樹を使って

安心安全な食べものと暮らしのモノしかつくりません

みんなの笑顔と持続可能な暮らしを目指します

わかまつ農園の仲間たちvol.02〜甘夏みかん編〜「わかまつ農園とともに成長。スター選手になった甘夏みかん」

わかまつ農園の仲間たちvol.02〜甘夏みかん編〜「わかまつ農園とともに成長。スター選手になった甘夏みかん」

4月。おてんとうさまのポカポカとした陽気に心躍るこの季節。農業を生業とする私たちは一年で最も忙しい季節になります。前年の5月に花が咲き、一年かけて成熟した甘夏みかんを収穫する時期なのです。

時折吹く風に物ともせず、大きくずっしりとしたその甘夏の実を見ていると、一年があっという間だったような、しかし、少しずつ着実に成長を続けた日々が走馬灯のように駆け巡ります。

わかまつ農園をスタートさせ、6年。

当初より一緒に過ごしてきた甘夏みかんは、今では加工製品が多く存在します。「洗剤」や「ばあむ」「精油」として商品化しており、わかまつ農園の顔と言えるのが、この甘夏みかんなのです。

甘夏みかんは、果樹としては、比較的病気に強く、生産しやすいと言われています。しかし、安定した収穫量になるまでは、さまざまな紆余曲折がありました。

今日は、わかまつ農園とともに成長した甘夏みかんの栽培ストーリーをご紹介しようと思います。

妥協したくなかった土地探しと「わかまつ農園」を誕生させてくれた土地との出会い

農業に従事しようと、東京から糸島に移住してきたのが6年前。

教えてくださる方のもとで農業を学び、遂に自ら畑を持ち農業を始めようとした時、最初に直面した問題は、「土地探し」でした。

わかまつ農園は「自然とできる限り共存をすること」を大切に考えています。果実を育てる土壌は最も大切にしたい要素です。

しかし、既に開墾されている土地では納得のいく土壌環境がなかなか見つかりませんでした。土地を見つけては、自分の理想とする土壌環境かを確認。結果、NGとなり、また別の土地を探す・・・。

「農業の勉強はしているものの、土地が見つからなければ農業は始められない。しかし、選択基準に妥協はしたくない」。

そんな現実と想いが交錯する日々が1年半ほど続きました。

そして、ある日、わかまつ農園が誕生する偶然の出会いに恵まれます。

それは、偶然立ち寄ったお店での出会いでした。

その日も理想の土地に出会えず、「今日も見つからなかった…」と肩を落として家に帰る途中、ふと山を見上げると甘夏みかん畑が目に付きました。ちょうど、向かいにお店があったので、「所有者を聞けないか?」と思い入店し、店主に話しかけてみました。

すると、その畑は店主が所有する畑だったのです。さらに、「長い間手入れができてないが、そこで良ければお貸ししますよ」と言っていただいたのです!

偶然の産物としか思えないような出会いに、希望の光が見えた奇跡の瞬間でした。

この畑では、店主のご両親が甘夏みかんを栽培しておりました。しかし。高齢で管理ができなくなり、10年以上、人の手が入っていなかったのです。

人の手が入っていない・・・ということは、手を加えずに自然のままで、山と畑が一体となっているような場所。

まさに私たちにとって理想の土地と言える場所でした。

というのも、農薬や化学肥料を使って栽培をした土地を果樹栽培に使用した場合、その与えられた環境に適してしまい、自然農を行うと成長が思わしくない印象があります。

その点、この甘夏みかん畑では、10年以上手付かずだったことが幸いして、自然と一体になって果樹の栽培が出来る状態になっている土地だったのです。

即断即決で「この土地を貸してほしい!」とお願いをしました。

これが、わかまつ農園の記念すべきスタートの日となりました。

1日たった2メートルの開墾作業。諦めないことは幸せを体現すること

店主のご厚意で、甘夏みかん畑を借りることができた私たちには、次なる難題が待ち受けていました。

それは「畑までの道を開墾する」ことでした。

長年、人の手が入らなかった畑は、周囲の竹林から竹の進出が進み、軽トラ一台ですら入れる道はありませんでした。そのため、畑までの道を開墾する必要があったのです。

生い茂る竹を倒し、道を作る作業。1日2mほどしか進めない開墾作業は、約10か月続きました。

この話をすると、周りの皆さんからは「10か月も、よく途中で諦めなかったね」と言われます。そして、当時も「やめた方がいい」「できるわけない」という声もたくさんありました。

しかし、やっとの思いでたどり着いたこの土地を諦めることは、目標がなくなることを意味します。目標がなくなるということは、生きる糧を失うことになるのです。

私にとっては前に戻ることの方が辛かった―。

自分にとっての幸せを体現することに迷いはなかったし、「やめることはあり得ない、進むしかない」と思って、開墾作業を黙々と続けました。

理想に向かって突き進むことは私にとっては生きがいです。

そこからエネルギーを生み出す性分なので、「諦める=エネルギーを失う」ということは、考えもしませんでした。

わかまつ農園の甘夏みかん畑は、いのししも出没するような山の急斜面にあります。

足場も悪く、高いところでは5メートルもある甘夏みかんを収穫するのは、収穫も運搬も困難を要します。

しかし、その山に囲まれた場所であるからこそ、周辺に畑がなく農薬の影響を受けにくいというメリットもあります。

初めて訪れる人はびっくりするような場所にある畑ですが、「農薬の影響を受けず、自然の循環を繰り返す土地」、これがわかまつ農園のこだわりなのです。

そして、幸いなことに奥さんは木登りが得意。奥さんのおかげで、収穫も二人三脚で頑張っています。

甘夏みかんの天敵「すす病」も自然の循環で最小限に

甘夏みかんは病気に強く、比較的栽培しやすい果樹と言われています。

私が借りた土地でも、長年、人の手が入らなかったにも関わらず、枯れずにいたのも、その強さの現れではないかと思います。

しかし、成長を妨げる病気が甘夏みかんにもあります。

「すす病」です。

すす病とは、すす病菌というカビが増殖し、植物の葉や幹、枝が黒いすすで覆われたようになる病気です。葉っぱに黒ずみや黒い斑点が現れ、光合成ができなくなることで成長を妨げます。また、果実が黒くなることで、商品としての価値がなくなってしまいます。

このすす病菌は、カイガラムシの排泄物をエサに増殖します。よって、すす病の対策にはこのカイガラムシを寄せ付けないようにする必要がありました。

農薬を使わずカイガラムシを寄せ付けないために、さまざまな手段を講じました。現在、すす病の被害は完全になくなったわけではありませんが、収穫に影響を与える程ではなくなりました。

さまざまなすす病対策の中でも、樹が育つ環境作りはとても大切だと実感しています。

「光が届き、空気が通る」という、人にとっても心地よい空間作りは、樹にとっても居心地がいいようです。

また、自然農で育つ樹は、強い生命力があり、病気にも強い印象があります。人間が少し手を加えてやることで、「樹」本来の生命力が復活したのではないかと思っています。

農園を始めた当初は、200~300㎏だった甘夏みかんの収穫量も、現在7tまで増えました。

この収穫量の増加は、わかまつ農園の自然農の自信につながりました。

自然循環を大切にするとたくさんの仲間たちがやってくる。「日本ミツバチ」もわかまつ農園に仲間入り

毎年、5月になると、畑は花の香りに包まれます。

この香り成分である「甘夏ネロリ」は優雅なフローラルの中に、オレンジのさわやかさを併せ持つ癒しの香り。ローズやジャスミンと並んで希少な精油の一つとも言われています。

甘夏ネロリの香りに寄ってくるのは、日本ミツバチです。


新緑の中、甘夏ネロリの香りに包まれて、ミツバチの羽音と、風になびく葉っぱの音をBGMに甘夏みかんを収穫するのは、何とも言えない心地よさを感じます。

日本ミツバチは西洋ミツバチに比べて農薬に弱いと言われているので、日本ミツバチがやって来ることもうれしい限りです。2019年からは日本ミツバチの養蜂もはじめました。はちみつの収穫も楽しみです。

甘夏みかんとともに成長をしてきたわかまつ農園。合言葉は「困難を楽しむこと、諦めないこと」

わかまつ農園が、甘夏みかんを自然農で育てるためにしてきたこと―。

それは土地を探し、道を開墾し、天敵を寄せ付けない環境を作ることでした。言葉にすればこれだけのことですが、目の前にある問題ひとつひとつに、真剣に向き合ってきたからこそ、今の畑があるのだなと感じています。

自分の本気を試され、自然農を自信につなげてくれた甘夏みかんは、わかまつ農園とともに成長したと言えます。

農業は環境に左右されるので不安はつきものです。しかし、甘夏みかんのある暮らしは、喜びと不安のバランスを喜びに傾けてくれる頼もしい存在です。

自信を持ってみなさんにお届けできる甘夏みかん、ぜひご賞味ください!

私にとっての幸せを体現した甘夏みかん。

ふかふかの土壌で育ち、1年かけて完熟まで収穫を待ったその味は、自信を持って「美味しい!」と言えます。

甘夏みかんには、クエン酸やビタミンC、食物繊維が豊富に含まれており、免疫力や自然治癒力の向上、老化防止、便秘予防の効果が期待できます。

また、甘夏みかんの皮には食物繊維の一種であるペクチンを含んでおり、便秘予防、血糖値を下げる効果、コレステロールを低下させる働きなどがあります。無農薬で栽培しているわかまつ農園の甘夏みかんは、皮をマーマレードや砂糖漬けとして食べても安心・安全です。

甘夏みかんは、福岡市内のホテル「ホテルマリノアリゾート福岡」で振る舞われています。

「無農薬・オーガニックの八百屋さんGOODS8083」様では、甘夏みかんの販売をしていただいております。自宅での直接販売も行っています。お近くにお住いの方は、ぜひご賞味ください。

●ホテルマリノアリゾート福岡/http://marinoaresort.co.jp/

●GOODS8083/http://goods8083.wixsite.com/goods

※甘夏みかんの効能を参考にさせていただいた記事

「夏みかんの栄養と効能について―爽やかな酸味が魅力/良好倶楽部」/https://ryoko-club.com/food/natsudaidai-nutrition.html

 

 

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